手の痺れ
腕から手にかけて痺れる。これは様々な可能性があります。一番注意しなければいけないのは脳の問題と心臓の病気や肺のてっぺんの辺りの腫瘍。次に頚椎ヘルニア。
しかし、この他にも腕から手にかけての痺れが出る原因は色々あります。その中のほとんどはカイロプラクティックの治療で改善することが出来ます。
いくつかの例を挙げて見ます。
@ 首の関節のバランスの悪さが、そこから出ている神経にいやな刺激を送り、その刺激が痺れや違和感として手や腕に症状を出すことがあります。
A 筋肉の一部が硬くなってしまうため起こるトリガーポイントと呼ばれるものが原因のもの。これはその部位を押すことにより痺れを誘発または再発させることが出来ます。首の筋肉や肩甲骨周囲の筋肉に起こることが多いです。
B 胸郭出口症候群と呼ばれるものが原因で痺れを起こしているもの。これは首から胸(脇の辺り)にかけてのいずれかの部位で腕神経叢という神経の束を圧迫しているために起こる手の痺れです。これには3つの種類があります。神経の束を斜角筋という首の前のところの筋肉が圧迫してしまうパターン。次に肋骨と鎖骨の間で神経を圧迫してしまうパターン。小胸筋という胸の所の筋肉と肋骨の間で神経を圧迫してしまうパターンです。
治療
@ 首の関節のバランスの悪さ。これは動きが悪くなり神経のバランスが崩れている関節に対し軽く刺激を入れ関節と神経のバランスをとることにより改善されていきます。
A トリガーポイントが原因のもの。トリガーポイントによる痺れは硬くなった筋肉をほぐす操作やストレッチ、そして、トリガーポイントの付近には動きの悪い、神経の流れを悪くするような関節が存在することが多いのでその関節に軽く刺激を入れ、動きをつけてあげるような操作を行っていきます。そしてその硬くなりやすい筋肉に対するストレッチのアドバイスを行います。
B 胸郭出口症候群。これはどのパターンにしても阻害されている部位を見つけ筋肉を緩め、動きの悪い関節に適切な軽い刺激を入れ、関節のバランスをとることにより神経のバランスを正常化していくことにより症状は改善されます。そしてそういう状態になりにくくするストレッチのアドバイスなども行っていきます。
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